2011_5_fake_01

fake

2011/05/23

at:Solo Exhibition
site:Nagoya University project gallery 「clas」
date:23-27 May 2011

at:invisible loophole
site:ArtLabAichi
date:19-27 August 2011

 

何重にも中継を重ねた映像を通して作られた風景を映し出す。

窓際にある箱へ向けた小型カメラの映像は中央にある箱のなかで投射され、さらにその箱内部をカメラで覗いた映像が壁面に映されている。壁面の様子はプロジェクタ横のPCからインターネットに中継され、窓際の箱の穴から覗くことで確認できる。

 

「fake」 理解の手引き

あなたの見ているものと私の見ているものは違います。 では、私の見ている世界をどのようにしたらあなたに伝えられるのでしょうか。 カメラを構えることはできるけれど、スクリーンに映る世界は誰が見た世界でもない、 カメラが送り出した光です。 それでも、それらは私たちの思い出やら何やらと、強く結託しているように感じるのです。 誰かが構えたカメラの映像は、気軽に誰とでも共有できるようになりました。 映画やテレビに憧れるのではなく、どこかの誰かが置いてみたカメラからの景色は、 未だ見ぬ思い出のような気がします。 ウッドデッキ側にある箱へ向けた小型カメラの映像は中央にある箱のなかで投射され、 さらにその箱内部をカメラで覗いた映像が壁面に映されています。 壁面の様子はプロジェクタ横のPCからインターネットに中継され、 ウッドデッキ側の箱の穴から覗くことで確認できます。 全てのカメラの前には葉っぱの模型が置かれ、 映像が重なるごとに葉っぱも重なってゆきます。 何処かから誰かが見ているような比喩をしたくて「草葉の陰」のイメージで置きました。 ウッドデッキ側の箱の中を覗くひとは全ての重なりを見ると同時に最初の被写体ともなります。 閉ざされた箱のなかに自分の姿がインターネットを通して映され、自分でないような、 見ているようで見られている感覚が少しでも沸き起こり、SNSやGPS、監視カメラと いった身の回りにある技術について考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

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